お風呂のコーキングに生えた黒カビはどうやって落としていますか?
カビ退治の中でも、コーキングに生えた黒カビは最も落とすのが難しい箇所です。
理由は以下の2点です。
カビの根が深くなりやすい
泡を密着させるのが難しい
空気中を漂っているカビの胞子は、付着した場所に成長する条件(温度・湿度・栄養)が整っていると菌糸を伸ばし始めます。
コーキングは柔らかいため、付着したカビの胞子は、奥へ奥へ、隙間へ隙間へと根を伸ばしやすく、しっかりカビの根まで浸透させないと、またすぐに生えて来てしまいます。
しかし、壁面はスプレーした直後から泡が下に流れてしまうため、カビに密着させるのにひと工夫する必要があります。
過去に、液体のハイターに片栗粉を混ぜてジェル状にしたり、キッチンペーパーに染み込ませて密着させたりした事がありますが、どちらも準備に手間がかかるのがネックでした。
【家事えもん流】片栗粉ハイターを試してみた。
【コーキングのカビ取り決定版】打ち直す前にお試し下さい!
そんな中、壁面のコーキングにも手軽に使える商品を見つけました!
今回は、現状で最も”楽”で”効果的”だと感じている商品をご紹介します。
壁面コーキングの黒カビ。
今回落とす黒カビがこちらです。
どちらも壁面のコーキングに生えており、天井付近は目線よりも上なので落としにくい箇所です。
「カビとりジェルスプレー」
今回ご紹介する商品は、「カビとりジェルスプレー」です!
「茂木和哉」で有名な茂木さんが2019年に発売した商品なのですが、これがすごいのですよ。
これまでのカビ取り剤は、「界面活性剤」を配合して、泡にすることで密着力を高めたり、「ゲル化剤」を配合して、粘度の高いチューブタイプにするのが一般的でした。
しかし、こちらの商品は”スプレータイプのジェル”という画期的なカビ取り剤で、あまりの使い勝手の良さから、もうチューブタイプには戻れないと思います。
それも、ただお手軽なだけでなく、”浸透力”があり、塩素濃度もギリギリを攻めているとのことで、”洗浄力”も妥協していません。
次は実例をご覧ください。
実例。
まず、使用前によく振ります。
振ることでノズルが詰まりにくくなります。
コーキングの黒カビに向かってスプレーします。
すると、液体がジェル状になってピタッと張り付きます。
これまでに何回も使用していますが、このジェルが垂れた所を見たことがありません。
おそらく24時間経っても密着したままだと思います。
この密着力のおかげで安心して放置することが出来ます。
天井付近のカビにもスプレーします。
スプレータイプなので、届く範囲なら離れていても使えます。
スプレーし終えたら、1時間~半日ほど放置します。
ちなみに、放置中は薬剤が乾かないように、換気扇を止めると効果が高まります。
3時間後。
今回は3時間ほど放置しました。
結果がこちらです。
バッチリ落ちていました!
この後はシャワーで洗い流すのですが、私はティッシュ等でジェルを拭き取ってから洗い流しています。
ジェルの性質上、シャワーだけだと流し切れないことがあったからです。
洗い流したら、30分以上換気をします。
さらに、「防カビくん煙剤」でしっかりカビ予防をしておきました!
これで今回のお掃除は終了です!
ビフォー&アフター。
今回のビフォー&アフターです。
終わりに。
今回紹介した「カビとりジェルスプレー」は、発売から年数が経っているので、他社からも類似品が多く発売されているようです。
私が使用したことがあるのは茂木ブランドのみですが、「これで落とせなかった黒カビはない」ので、自信を持ってお勧め出来ます!
唯一のデメリットは価格です。
花王の「カビハイター」は、400mlで300円弱、付け替え用だと240円が相場ですが、「カビとりジェルスプレー」は、320mlで約900円が相場です。
(記事執筆時点)
容量も考えると3倍以上もするので、私は「壁面専用」にして、平面など、泡が垂れない部分には「カビハイター」を使用しています。
壁面のコーキングに生えた黒カビを楽に落としたい時は、是非お試し下さい!
今回使用した道具。
最後まで読んで頂き、ありがとうござました!
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参考になれば幸いです。
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