とことんそうじ

頑固な汚れをとことん落とす掃除術

とことんそうじ

【手順解説】自分で行う本格エアコンクリーニング。

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エアコンの分解掃除に挑戦しました。

 

長くなったので、分解編と洗浄編の2回に分けています。

 

今回は、後半の洗浄編です。

 

前半【注意喚起】お掃除機能付きエアコンは自分で分解しないで下さい!  

 

 

 

はじめに。

今回エアコンを洗浄するにあたって、こちらの記事を参考にさせて頂きました。

 

 

用意するもの。

洗浄に必要な道具は、以下の3点です。

 

蓄圧式噴霧器

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高圧洗浄機は高いので、これで行いました。

手動で圧力をかけるという物です。

4リットルまで入ります。

強めの霧吹きといった感じで、水圧はそこまで強くありません。

 

アルミフィンクリーナー

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アルミに使える、アルカリ性のエアコンクリーナーです。

pH値13.0以上の強アルカリ性なので、ゴム手袋必須です。

 

エアコン洗浄カバー

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ポリ袋で自作することも出来ますが、厚みが全然違いました。

丈夫で破ける心配がないので、専用のものがおすすめです。

 

3点ともAmazonで揃えました。

 

その他、マイクロファイバークロス、ゴム手袋、マスク、バケツ、脚立など。

 

パーツ類の洗浄。

まずは、取り外したパーツから洗浄していきます。

 

前面パネルなどは、マイクロファイバークロス水拭きをしました。

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カビだらけだった「上下ルーバー」は、バスクリーナーで水洗いをして、ベランダで乾かしておきました。

 

下準備。

本体を洗浄する前に、しっかりと養生をします。

 

養生をする。

サービスマンの方にお掃除ロボットを外して頂いた状態です。

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まず、左右のケーブルポリ袋で包みます。

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そうしたら、上に上げて、テープで固定します。

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さらに上から45リットルのポリ袋で念入りに養生します。

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念のためにエアコンの下側も養生したら、養生完了です!

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養生だけでも結構時間がかかったので、前日に行っておくと楽だと思います。

 

また、テープと袋が一体になっている「マスカー」で行えば、もっと楽に出来ると思います。

 

洗浄カバーを被せる。

養生が終わったら、「エアコン洗浄カバー」を被せます。

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下側に隙間が出来るので、テープで固定します。

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洗浄液は下に流れて来るようになっているので、4リットル以上入るバケツを置いておきます。

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床も濡れるので、新聞紙などを敷いておきましょう。

 

上もテープで止めたら、準備完了です!

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噴霧器に水を入れる。

「蓄圧式噴霧器」に水を入れます。

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入れる量は、3リットルと4リットルの目盛りの間ぐらいです。

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「アルミフィンクリーナー」200cc加えます。

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「アルミフィンクリーナー」を入れると発熱するので、必ず水を先に入れてから加えます。

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そうしたら、上下に動かして、圧力をかけます。

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大体10数回で下がらなくなりました。

 

1リットル分を噴射した辺りで勢いが弱くなって来るので、そうしたらまた圧力をかけ直します。

4リットル分を噴射し終えるまでに、3回ほど圧力をかけ直しました。

 

洗浄スタート!

洗浄すすぎを、それぞれ2回ずつ行います。

 

4リットルの水が入った噴霧器を左肩にかけて行うので、結構な労力でした。

 

また、汚れを吸い込まないようにマスクをして行いました。

 

1回目。

アルミフィンドレンパンに向かって噴射します。

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ドレンパンは、噴霧器の先端で回しながら、細部まで洗浄します。

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また、ノズルを伝って洗浄液が垂れて来たので、持ち手には雑巾を持って行いました。

 

20分ほどで噴射終了。

 

1回目の結果がこちら。

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真っ黒ですね。。。

うちは一戸建てなので、ベランダに流しました。

 

2回目。

2回目の洗浄をしていきます。

 

手順は1回目と同じです。

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2回目の結果がこちら。

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まだ真っ黒ですが、1回目よりは少し薄くなっています。

 

3回目。

今度はすすぎが目的なので、「アルミフィンクリーナー」は入れずに、水だけで行います。

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3回目の結果がこちら。

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大分透明に近づいて来ました!

 

4回目。

そして最後の4回目です。

3回目と同様、噴射するのは水のみです。

 

4回目の結果がこちら。

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半分ほど噴射した辺りから、もう透明な水しか出て来なくなったので、途中で終了しました!

 

これで洗浄作業は終了です!

 

周辺の汚れを拭き取る。

養生を外して、周辺の汚れを拭き取ります。

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細かい部分には綿棒を使いました。

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ビフォー&アフター。

ビフォー&アフターです。

 

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分かりにくいですが、アップで見ると、カビやホコリがキレイになっていました!

 

運転をして乾かす。

濡れたままにしておくとカビが生えるので、

運転をして乾燥させる必要があるのですが。。。

パーツが故障していて、電源が入らない状態だったことをうっかりしていました。

 

翌日にサービスマンの方が来てくれるので、それまで待ちます。

 

翌日。

手際よく1時間ほどで組み立ててくれました。

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あまりの手際の良さにびっくりしました。。。

流石プロですね!

 

その後、前面パネルフィルターを取り外し、

「エアコン洗浄カバー」を再度取りつけて、2時間ほど運転をして内部を乾かしました。

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これで全ての作業が終了しました!

 

かかった時間は、5時間ほどでした。

 

洗浄の効果で風量がアップ!

試しに運転をしてみたら、明らかに風量が違いました!

エアコンを洗浄すると、「効きが良くなる」と聞いたことがありますが、まさにその通りでした。

出てくる風もキレイなので、その点も安心です。

 

洗浄は春か秋に行う。

洗浄は、エアコンを使わないに行うのがオススメです。

万が一故障して、エアコンが使えなくなっても困らない季節に行いましょう。

 

エアコンはスタンダードタイプがおすすめ。

私は、お掃除機能付きエアコンにはやや否定的な立場です。

もちろんフィルターを掃除しなくても良いメリットはありますが、

それ以上にデメリットが大き過ぎます。

 

分解しないとキレイにならないのに、

とても分解出来るように作られているとは思えません。

 

本体価格もエアコンクリーニングの料金も高く、失敗したなと思いました。

 

次に買い換える時は、スタンダードタイプにします。

 

メーカーには、これからもスタンダードタイプの製造を続けてほしいですね。

 

終わりに。

結局、修理代で業者に頼むのと変わらない結果になってしまいましたが、いい経験になりました。

素人に出来るのは、お掃除機能のついていないスタンダードタイプまでですね。

 

 

 

 

 

参考になれば幸いです。