一戸建てにお住いの方、「排水枡」の洗浄はどうされていますか?
排水枡とは、地中に埋まっている排水管の状態を確認するための点検口のことです。
排水管の合流地点や、段差、カーブなど、詰まりやすい箇所に設置されています。
マンションなどの共同住宅では、排水管が全て繋がっているため、
年に1回業者が洗浄に来てくれていると思います。
(管理費に含まれているそう。)
一部屋でも詰まったら、全ての部屋に影響が出てしまいますからね。
でも、一戸建ての場合は、業者に頼むか、個人でやるしかありません。
そこで、今回は自分で排水桝を洗浄したので、その手順をご紹介します!
はじめに。
まず、自宅のどこに排水枡があるか確認します。
我が家には9箇所ありました。
そして、素手で行うと「破傷風」になる恐れがあるので、必ず手袋をします。
汚れの状態。
マイナスドライバー等を使って排水枡のフタを外します。
一番奥にある3箇所の汚れから確認しました。
1箇所目。
2箇所目。
3箇所目。
キッチンのシンク下と同じような状態だったので、汚れの正体は蓄積した油です。
汚れ具合は、他の箇所も同じような感じでした。
排水桝洗浄。
洗浄には、洗車で使っている「散水ホース」を使います。
水圧はホースの内径によって変わるので、最低でも12mm以上の物を使います。
コンパクトタイプの細いホースだと勢いも水量も足りず、洗浄には向きません。
1~3個所目。
蛇口を最大までひねり、一番水圧の強い「ストレート」で汚れを落としていきます。
配管の中まで入れて、角度を変えながら洗浄します。
内側の汚れは、ブラシで軽く擦ります。
そうして洗浄した成果がこちらです!
1箇所目。
2箇所目。
3箇所目。
結構キレイになりました!
落としきれなかった汚れは、「塩素系漂白剤」を使えば落とすことが出来るですが、
コバエなどは発生していなかったので、落とせる汚れだけで良しとしました。
もしコバエが発生していた場合は、液体の「ハイター」の使用をおすすめします。
4~5箇所目。
段差とカーブ地点です。
4箇所目。
5箇所目。
謎の穴と6~7箇所目。
途中に、どこからも繋がっていない配管がありました。
よく見ると、6箇所目の配管に繋がっていたので、
薬品などを入れて洗浄するための穴なのかな?と思いました。
謎の穴。
6箇所目。
7箇所目。
8~9箇所目。
ここが我が家の最終地点です。
8箇所目。
ここは底が深かったので奥まで映りませんでしたが、他と同じようにキレイになりました!
これで排水枡の洗浄は終了です!
下水道と浄化槽。
ちなみに、我が家はこの先下水に繋がっていますが、
下水が通っていない場合は、最終地点に「浄化槽」があります。
生活水の全てが「浄化槽」に貯まるため、定期的に業者が洗浄に来ていると思いますが、
排水枡は対象外なので、自分で洗浄するのがおすすめです。
終わりに。
今回洗浄してみて分かったことは、「汚れの大半はキッチンから」ということです。
洗面台とシンク下の排水管をそれぞれ分解して掃除をしたことがありますが、
洗面台の排水管は黒いヘドロだったのに対し、シンク下の排水管は下水と同じ茶色い汚れでした。
どうしても油などが蓄積してしまうようです。
【手順解説】キッチンの排水管を分解して詰まりを解消しました!
また、業者に頼むと2〜3万円ぐらいするみたいなので、個人でやったほうがお得です。
詰まりを解消するなどの目的の場合には「高圧洗浄機」が必要になりますが、
そうでなければ、「散水ホース」でも見える範囲はキレイにすることが出来ました。
大体1年ぐらいで汚れが溜まるそうなので、年末の大掃除でやろうと思います!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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