皆さん、エアコンの掃除はどうされていますか?
最近は「お掃除機能付き」のエアコンが主流ですよね。
我が家のもそうです。
しかし、このお掃除機能、フィルターしか掃除してくれません。
その奥にあるアルミフィン(熱交換器)やドレンパンは従来通り汚れるので、お手入れ不要は間違いなのです。
(熱交換器の自動洗浄に対応した機種が出て来ましたが、まだ性能は未知数です。)
エアコンは分解しないとキレイになりません。
それは、お掃除機能付きエアコンでも同じです。
なので、自分で洗浄に必要な道具を揃えて、分解に挑戦してみました。
結果、「洗浄」には成功したものの、「分解」には失敗してしまいました。
今回は、何故素人では分解が困難なのか、実例と共にご紹介します。
また、長くなったので、分解編と洗浄編の2回に分けてお送りします!
パナソニックは構造が複雑。
我が家のエアコンは、パナソニックの「CS-403CXR2-W」です。
調べたところ、パナソニックは分解が難しい部類に入るらしく、相当な気合いを入れて挑みました。
また、ルームエアコンは、同じメーカーでも機種毎に内部構造が異なるそうです。
(なんて面倒な。。。)
もちろん、分解図も非公開です。
これだけでも、かなりのスキルを要することが分かりますね。
分解スタート!
難易度が高いことを知りつつも、記事や動画を頼りに挑戦してみました。
まず、コンセントを外します。
カーテンレールも、邪魔になりそうだったので外しておきました。
前面パネルを取り外します。
すると、前面にお掃除ロボットがありました。
この機種はお掃除ロボットを完全に外さないと、本体カバーを外せない作りになっているようでした。
ドライバーでネジを外していきます。
右側のカバーと、
左側のカバーが外れました。
右側には、電装部があります。
左側には、換気ファンがありました。
この機種は、ホコリを外に排出する仕組みになっているので、ダストボックスがありません。
横から見るとこんな感じです。
お掃除機能がついている機種は、スタンダートタイプよりも奥行きがあります。
なので、奥行きを見れば、お掃除機能付きかどうかが分かります。
お掃除ロボットを開けてみました。
アップで見るとこんな感じです。
基板には、左右からのケーブルが何十本と刺さっています。
これも全て外さないといけません。
分解断念。
その後も、写真を撮りながら分解していきましたが。。。
どうやってもお掃除ロボットの外し方が分からず、
アルミフィンも大分曲がってしまい。。。
(サービスマンの方によると、この程度なら使用には全く問題ないそうです。)
ここで分解を断念しました。
4時間ほど頑張ったのですが、外せたパーツはこれだけです。
素人では分解が困難な理由。
お掃除機能付きエアコンは、想像以上に構造が複雑でした。
正直、ここまで複雑だとは思いませんでした。
特に、右側の電装部には、見慣れないコネクタやケーブルがあり、
エアコンの構造だけでなく、電気に関しての知識も必要だと思いました。
さらに、エアコンのパーツは、プラスチックのツメだけで固定されている部分も多く、
構造を理解していないと、簡単にツメが割れてしまいます。
実際に3箇所割れてしまいました。
この辺は、実際にやってみないと分からない部分でした。
ハウスクリーニング業界では、分解の仕方を学ぶ研修などがあるそうです。
「おそうじ本舗」では、新機種が出る度に機種を取り寄せて、分解マニュアルを作成するのだとか。
機種の数だけ分解の方法もあるので、エアコンクリーニングの料金が高いのも納得ですね。
エアコンは分解しないとキレイになりません。
しかし、その分解は素人の手に負える物ではありません。
私のように壊してしまう可能性が高いです。
仮に分解出来たとしても、元に戻せないと思います。
エアコンだけは業者に依頼しましょう!
業者でも嫌がる機種。
後でサービスマンの方に聞いたのですが、
「この機種は掃除業者でも嫌がる機種なので、分解はしないほうが良い。
サービスマンでも、人によっては2〜3時間かかる。」
とのことでした。
最新の機種はどうなのか尋ねたら、
「もっと複雑になってます。」
と。。。
お掃除好きとしては悲しいです。
スタンダードタイプであれば。
ただし、これらは「お掃除機能付きエアコン」に限っての話です。
もし、お使いのエアコンがスタンダードタイプであれば、挑戦する価値はあります。
お掃除ロボットがない分、構造がシンプルだからです。
実際に、「エアコン 分解 素人」で検索すると、記事や動画がたくさん出てくるので、参考にしてみて下さい。
※分解は自己責任でお願いします。
修理を依頼。
分解に失敗してしまったので、パナソニックに修理の依頼をしました。
このように線が切れてしまったパーツもあり、合計で3点は交換となりました。
その日は見積もりだけで、組み立ては後日となったので、
「せめて洗浄だけでも。。。!」という思いから、
洗浄したい旨を伝えたら、お掃除ロボットを外してくれました。
とても親切なサービスマンの方でした。
諦めていましたが、これでエアコンの洗浄に取り掛かることが出来ました!
後半の洗浄編。
参考になれば幸いです。