約1年ぶりに風呂釜洗浄を行いました。
これまでは、過炭酸ナトリウム100%の物や「オキシクリーンEX」で行っていましたが、
今回初めて「風呂釜用の洗浄剤」を使ってみました。
選んだ理由は成分に惹かれたからなのですが、
「専用の洗浄剤が最適とは限らない」
という結論に至りました。
今回は、風呂釜洗浄の手順を紹介しながら、
何故最適とは限らないのか?について書いてみました。
また、給湯器のリモコンについた水垢の簡単な落とし方もご紹介しています!
はじめに。
我が家の給湯器はリンナイで、風呂釜は1つ穴タイプです。
また、本記事で紹介している掃除手順は、
茂木和哉さんが紹介していた手順を参考にしています。
このやり方が一番効果的だと思うので、私はいつもこの手順でやっています!
「風呂釜クリーナー」
今回使う物は、ライオンケミカルの「風呂釜クリーナー(バスリフレ)」です。
漂白活性化剤。
選んだ理由は、「漂白活性化剤」が配合されていたからです。
「漂白活性化剤」とは、過炭酸ナトリウムの効果を劇的にアップしてくれる成分です。
私は、これまでパウダーマジックファンタジーを始め、何度も漂白活性剤を使った洗剤を開発してきたので、どれだけ漂白活性剤がすごいのかを実感しています。 配合したのとしないでは洗濯物の洗い上がりの白さがまったく違いますので。
「ジャバ」との比較。
「漂白活性化剤」は、ジョンソンの「ジャバ」にも配合されていますが、
おそらく含有量が違います。
バスリフレ(成分表) | ジャバ (成分表) |
過炭酸塩 | 過炭酸塩 |
漂白活性化剤 | キレート剤(クエン酸塩) |
界面活性剤(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム) | 漂白活性化剤 |
キレート剤 | 界面活性剤(アルキル硫酸エステルナトリウム) |
参考:風呂釜クリーナー 1つ穴用 | ライオンケミカル株式会社 | 参考:ジャバ|ジョンソン株式会社 |
成分表を見ると、「ジャバ」は3番目に漂白活性化剤が来ているのに対し、
「バスリフレ」は2番目に漂白活性化剤が来ています。
これで、「バスリフレ」のほうが多く配合されていると判断しました。
追記:もしかしたら「ジャバ」のほうが「キレート剤」の配合量が多いだけで、
漂白活性化剤の含有量が変わらないかもしれません。
ただ、量が少し気になります。
普段は酸素系漂白剤を400g入れるのですが、「バスリフレ」は160gしかありません。
この量で十分なのか、気になる所です。
風呂釜洗浄の手順。
準備編。
風呂温度を45℃に設定します。
酸素系漂白剤は40〜50℃で使用すると効果がアップします。
お湯は、残り湯を使用します。
入浴剤が入っている残り湯は使えません。
穴の5cm上まで排水されたら止めます。
風呂釜のフィルターを左に回して取り外します。
ついでにお風呂の小物も漬け置きします。
我が家のイスは、滑り止め部分が取り外せることに最近気が付きました。
この溝にかなり汚れが溜まるのですよね。
今回一緒に漬け置きする小物達です。
「バスリフレ」を投入。
「バスリフレ」を全量入れます。
一箇所に固まらないように、軽くかき混ぜます。
かき混ぜないと、このように成分(写真だと青色)が一箇所に固まってしまい、
バスタブが変色する原因になってしまいます。
「追い焚き」をします。
給湯器のメーカーによっては、「配管洗浄」のボタンがあるのでそちらを押します。
これで配管の中に洗浄液が行き渡ります。
追い焚きが終わったら、冷めないようにフタをして、3時間ほど放置します。
3時間後。
3時間経ったら、浸け置きした小物を取り出して、
シャワーですすぎます。
そして、もう一度「追い焚き」をします。
ここが一番汚れが出てくるタイミングなのですが、
まったく汚れは出てきませんでした。
そうしたら排水します。
配管をすすぐ。
最後に配管内を2回すすぎます。
穴の5cm上まで貯まったら、湯張りを止めます。
「追い焚き」をして、配管の中をすすぎます。
中に洗浄液が残っていると出て来るのですが、
今回はあまり残っていないようでした。
排水します。
これをもう一度繰り返します。
最後にシャワーでバスタブ内をすすいで、
フィルターを取り付けます。
フィルターは、▲の位置を合わせて取り付けます。
風呂温度を元に戻したら終了です!
おまけ:給湯器のリモコンについた水垢の落とし方。
風呂釜洗浄をしている際に、給湯器のリモコンについた水垢が気になったので、
ついでに落としておきました。
使う物は、「茂木和哉 キッチン用」です。
使う前によく振ります。
指先に出して、
そのまま指で擦ります。(普段は素手で行っています。)
ある程度擦ったら、ティッシュ等で拭き取り、
シャワーなどでよく流します。
最後に水気をよく拭き取ったら、
ピカピカになりました!
若干水垢が残っているのですが、もう少し時間をかければ落ちたと思います。
給湯器のリモコンについた水垢を安全に落としたい時は是非!
おすすめです。
終わりに。
初めて「風呂釜用の洗浄剤」を使ってみた感想ですが、
私の使い方だとリピートはないと思います。
理由は、使われている「過炭酸ナトリウム」の種類です。
「過炭酸ナトリウム」には、溶け出すのが早いタイプと遅いタイプがあるのですが、
こちらは前者でした。
過炭酸ナトリウムを効果的に知るうえで絶対知っておいた方が良い点があります。 それは、過炭酸ナトリウムには、粒が「コートされているもの」と「コートされていないもの」があると言うことです。(中略) コート有とコート無、どっちがオススメかと言うと、断然コート有りの方です。 粉が舞わないので扱いやすいと言う点もありますが、じっくりしっかり酸素を汚れにアプローチできるコート有の方がオススメです。
「バスリフレ」は、ノンコートタイプです。
(使用時に粉が舞ってくしゃみが出たので。)
裏面の使用方法を見ると、放置時間は5〜10分とあります。
これは溶け出すのが早いからだったのですね。
量が少ない理由も解けました。
短時間で汚れにアプローチするために、
ノンコートタイプを採用し、溶け残らない量で配合し、
漂白活性化剤で効果を高めているのでしょう。
なので、定期的に風呂釜洗浄が出来る方にはお勧めです。
私は、年に1回ぐらいのペースなので、
長時間効くコートされているタイプのほうが合っているようです。
蓄積した汚れには、少しでも長く漬け置きしたほうが効果的ですからね。
コートの有無は実際に買ってみないと分かりませんが、
「使用方法」が判断材料になるかもしれません。
記載されている漬け置き時間が短い場合は、ノンコートの可能性が高いです。
例えば、今我が家にある「オキシクリーンEX」を見てみます。
素人には見た目での判断は難しいです。
ただ、どれだけ傾けたり振っても粉は舞いません。
使用方法を見てみると、浸け置き時間は「1~6時間」とあります。
これらを踏まえると、「オキシクリーンEX」はコートされているタイプだと思います。
実際に風呂釜にも使用しましたが、何の問題もなかったので、
我が家の酸素系漂白剤はこれに落ち着きそうです!
最後まで読んで頂き、ありがとうござました!
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参考になれば幸いです。
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