浴室のドア下にカリカリ(ザラザラ)した汚れはありませんか?
その正体は水垢です。
水道水に含まれているミネラル分が、蒸発を繰り返して結晶化したものです。
色は、白だったり茶色だったりします。
結晶化しているので頑固なのですが、放っておくと蓄積して、さらに頑固になります。
今回は、そんな水垢の落とし方をご紹介します!
はじめに。
我が家のバスルームは、松下電工(現Panasonic)の「NAIS ファミーナ」です。
扉は折れ戸タイプで、素材はアルミ製ホワイトです。
アルミの上から白の塗装をしているのでしょう。
水垢の状態。
ドア下の水垢の状態はこんな感じです。
白や茶色い水垢が蓄積しており、擦った程度ではびくともしません。
こうなって来ると簡単には落ちません。
「茂木和哉 尿石落としジェル」
今回使う物は、「茂木和哉 尿石落としジェル」です。
何故水垢に尿石落としなのかと言うと、
どちらも「炭酸カルシウム」という同じ種類の汚れだからです。
主成分は「塩酸」で、9.9%配合されています。
(サンポールは9.5%)
さらに、「スルファミン酸」と「蟻酸」も配合されているので、
3つの酸が水垢(尿石)にアプローチします。
正直、業務用レベルの配合だと思います。
塩酸はカルシウム系の水垢に効果抜群ですが、金属への腐食性があるので、
金属には使えません。
事前に酸焼けしないか目立たない所でテストをおすすめします。
水垢落とし。
これを水垢に塗っていきます。
名前に「ジェル」とある通り、かなり粘度が高いので垂れることはありません。
歯ブラシで塗り拡げます。
物理的に擦ることで、より浸透しやすくなります。
5~10分放置します。
5〜10分後。
また歯ブラシで擦ります。
水垢が柔らかくなって来ました。
1度では全て落ち切らなかったので、「尿石落としジェル」を塗り重ねます。
また5~10分ほど放置します。
さらに5〜10分後。
次は、「お掃除スティック」を使ってみます。
傷がつかないように、優しく小突く感じで使います。
さらに水垢が柔らかくなっていて、キレイに落とすことが出来ました!
下のほうも大分落ちましたが、こちらはなかなか頑固です。
時間の都合上、本日の作業はここで終了。
(洗い流し方は記事後半に書いてあります。)
別日。
この日は時間を確保したので、「フラップ」の水垢も落とします。
フラップの取り外し方は、本体か説明書に記載にされていると思います。
際の部分に水垢が蓄積しています。
量を節約するために、ゴム手袋をして指で塗ってみましたが、
歯ブラシで擦りながら塗った方が効果的でした。
写真はないですが、ドア下の水垢が残った部分にも塗っています。
今度は長めに、15分ほど放置してみました。
15分後。
歯ブラシで擦ってみますが、まだまだ硬いです。
以降、ジェル付け足し→放置→擦る、の作業を水垢が落ちるまで繰り返します。
1時間後。
ようやく水垢が柔らかくなり、落とすことに成功しました。
ジェルを追加した回数は3回、擦った回数はそれ以上です。
ちなみに、こういった通気口の中にある水垢は、
チューブを差し込んで塗りつけ、同じように放置しました。
その後、キリのような先端の細い物を使って水垢を落としました。
水垢が柔らかくなっているので、力は必要ありません。
洗い流す。
水垢を落としたら、ジェルを洗い流します。
このジェルは粘度が高いので念入りに行う必要があります。
水を流しながら、
スポンジも併用して洗い落とします。
洗い残しがあると、酸焼けや錆の原因になるので、丁寧に行います。
手で触ってヌメリがなくなればOKです。
マイクロファイバークロスで拭き上げれば、終了です!
ビフォー&アフター。
ビフォー&アフターです。
築18年なので、穴や傷、塗装剥がれなどがありますが、水垢は全て落とすことが出来ました!
終わりに。
今回のお掃除ポイントは、根気です。
読んで頂けたら分かると思いますが、すぐに終わる作業ではありません。
お掃除スイッチ+時間のある時でないと出来ないお掃除です。
なので、年末の大掃除シーズンなどに行うのがお勧めです。
ちなみに、我が家の浴室のドアは「アルミ製」なので、
「塩酸」は酸焼けしてしまうのですが、それは大丈夫でした。
おそらく、表面が塗料で塗装されているからではないかと思うのですが、
それでも長時間の放置は危険です。
作業は1時間以内を目安にして下さい。
ご不明な点がございましたら、下記のコメント欄にお願いします。
参考になれば幸いです。
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