約1年ぶりに風呂釜洗浄を行いました。
これまでは、過炭酸ナトリウム100%の物や「オキシクリーンEX」で行っていましたが、
今回初めて「風呂釜用の洗浄剤」を使ってみました。
選んだ理由は成分に惹かれたからなのですが、
「専用の洗浄剤が最適とは限らない」
という結論に至りました。
今回は、いつも通りに掃除手順を紹介した後、その辺についても書いてみました。
また、給湯器のリモコンについた水垢の簡単な落とし方もご紹介しています!
はじめに。
我が家の給湯器はリンナイで、風呂釜は1つ穴タイプです。
また、本記事で紹介している掃除手順は、茂木和哉さんが紹介していた手順を参考にしています。
このやり方が一番効果的だと思うので、私はいつもこの手順でやっています!
風呂釜用洗浄剤。
今回使う物は、ライオンケミカルの「風呂釜クリーナー」です。
選んだ理由。
酸素系漂白剤を物色していた所、「漂白活性化剤」が配合されていたので、購入しました。
「漂白活性化剤」とは、過炭酸ナトリウムの効果を劇的にアップしてくれる成分です。
私は、これまでパウダーマジックファンタジーを始め、何度も漂白活性剤を使った洗剤を開発してきたので、どれだけ漂白活性剤がすごいのかを実感しています。 配合したのとしないでは洗濯物の洗い上がりの白さがまったく違いますので。
引用元:【茂木和哉直伝】過炭酸ナトリウムの洗浄力を劇的に上げる3つの方法!
「ジャバ」との比較。
「漂白活性化剤」は、ジョンソンの「ジャバ」にも配合されていますが、おそらく含有量が違います。
●バスリフレ 風呂釜クリーナー 1つ穴用
成分/過炭酸塩、漂白活性化剤、界面活性剤(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)、キレート剤
成分表を見ると、
ジャバは3番目に「漂白活性化剤」が来ているのに対し、
風呂釜クリーナーは2番目に「漂白活性化剤」が来ています。
これで、「風呂釜クリーナー」のほうが多く配合されていると判断しました。
成分が全く同じなので、そこまで大差はないと思いますけどね。
ただ、量が少し気になります。
普段は酸素系漂白剤を400g入れていますが、
「風呂釜クリーナー」は160gしかありません。
この量で十分なのか、足りないのか、気になる所です。
茂木流・風呂釜洗浄の手順。
準備編。
風呂温度を45℃に設定します。
酸素系漂白剤は40〜50℃で使用すると効果がアップします。
お湯は、残り湯を使用します。
※入浴剤が入っている残り湯は使えません。
穴の5cm上まで排水されたら止めます。
風呂釜のフィルターを左に回して取り外します。
その奥にある「循環金具(フィルタガイド)」ですが、
風呂釜洗浄後に外せることを知ったので、本記事では外さずに行っています。
ついでにお風呂の小物も漬け置きします。
我が家のイスは、滑り止め部分が取り外せることに最近気が付きました。
この溝にかなり汚れが溜まるのですよね。
今回一緒に漬け置きする小物達です。
「風呂釜クリーナー」を投入。
「風呂釜クリーナー」を全量入れます。
一箇所に固まらないように、軽くかき混ぜます。
かき混ぜないと、このように成分(写真だと青色)が一箇所に固まってしまったり、バスタブが変色する原因になります。
「追い焚き」をします。
メーカーによっては「配管洗浄」のボタンがあるので、その場合はそちらを押します。
以降も、追い焚きのタイミングでは「配管洗浄」を押します。
これで配管の中に洗浄液が行き渡ります。
追い焚きが終わったら、冷めないようにフタをして、3時間ほど放置します。
3時間後。
3時間経ったら、浸け置きした小物を取り出して、
シャワーですすぎます。
そして、もう一度「追い焚き」をします。
ここが一番汚れが出てくるタイミングなのですが。。。
まったく汚れていませんでした。
(少し残念。)
そうしたら排水します。
シャワーで浴槽の中をすすぎます。
配管をすすぐ。
最後に配管内を2回すすぎます。
穴の5cm上まで貯まったら、湯張りを止めます。
「追い焚き」をして、配管の中をすすぎます。
中に洗浄液が残っていると出てきます。
今回は量が少なかったので、あまり残っていないようでした。
排水します。
これをもう一度繰り返します。
湯張り。
追い焚き。
排水。
最後にシャワーで浴槽をすすいで、
フィルターを取り付けたら終了です!
フィルターは、▲の位置を合わせて取り付けます。
風呂温度を元に戻すのをお忘れなく!
お疲れ様でした!
おわりに。
初めて「風呂釜用の洗浄剤」を使ってみた感想ですが、
私の使い方だとリピートはないと思います。
理由は、使われている「過炭酸ナトリウム」の種類です。
「過炭酸ナトリウム」には、溶け出すのが早いタイプと遅いタイプがあるのですが、こちらは前者でした。
過炭酸ナトリウムを効果的に知るうえで絶対知っておいた方が良い点があります。 それは、過炭酸ナトリウムには、粒が「コートされているもの」と「コートされていないもの」があると言うことです。(中略) コート有とコート無、どっちがオススメかと言うと、断然コート有りの方です。 粉が舞わないので扱いやすいと言う点もありますが、じっくりしっかり酸素を汚れにアプローチできるコート有の方がオススメです。
引用元:「過炭酸ナトリウム」のマニアックトーク!【酸素系漂白剤】
「風呂釜クリーナー」は、ノンコートタイプです。
(使用時に粉が舞ってくしゃみが出たので。)
裏面の使用方法を見ると、放置時間は5〜10分とあります。
これは溶け出すのが早いからだったのですね。
量が少ない理由も解けました。
短時間で汚れにアプローチするために、
ノンコートタイプを採用し、溶け残らない量で配合し、漂白活性化剤で効果を高めているのでしょう。
なので、定期的に風呂釜洗浄が出来る方にはお勧めです。
私は、年に1回ぐらいのペースなので、
長時間効くコートされているタイプのほうが合っていそうです。
蓄積した汚れには、少しでも長く漬け置きしたほうが効果的ですからね。
コートの有無は実際に買ってみないと分かりませんが、
使用方法が判断材料になるかもしれません。
記載されている漬け置き時間が短い場合は、ノンコートの可能性が高いです。
(「風呂釜用の洗浄剤」は、どれも時間が短いので、ノンコートが主流なのかもしれません。)
例えば、今我が家にある「オキシクリーンEX」を見てみます。
素人には見た目での判断は難しいです。
ただ、どれだけ傾けたり振っても粉は舞いません。
使用方法を見てみると、浸け置き時間は「1~6時間」とあります。
これらを踏まえると、「オキシクリーンEX」はコートされているタイプだと言えると思います。
実際に風呂釜でも使用しましたが、何の問題もなかったので、
我が家の酸素系漂白剤はこれに落ち着きそうです!
おまけ:循環金具(フィルタガイド)の外し方。
メーカーや型番によって形が異なると思いますが、大体同じ要領で外すことが出来ると思います。
うちの型番は、おそらく「SJK-KX2」です。
用意するものは「ラジオペンチ」など、先端が細くて硬い物です。
丸で囲った黒いつまみを、
ラジオペンチで掴んで、
手前に引っ張ります。
すると、ロックが外れて黒いつまみが手前に出ます。
後は、左に回して引っ張れば外れます。
この時は少し力が必要でした。
初めて外しましたが、特に汚れてはいなかったです。
念の為、配管内にシャワーを噴射してみましたが、
風呂釜洗浄の後だったので、汚れが出てくることはありませんでした。
ちなみに、循環金具(フィルタガイド)を取り外すことをメーカーは容認していません。
今の給湯器に交換する際、工事に立ち合ったのですが、
「これは外せますか?」と尋ねたら、「外せません。」と言われました。
それで、「外せないタイプもあるのか」とずっと思い込んでいたのですが、
「外せるじゃないか!」と思ったのが、つい先日のことです。
「取扱説明書」にも、「取りはずせません」と書かれています。
なので、ここを外すのは自己責任になってしまうのですが、
私は外したほうが汚れがよく落ちると思うので、次からは外して洗浄します。
おそらく、異物が風呂釜に逆流して故障の原因になったり、
入浴時に事故が起きる恐れがあるので、外さないように促しているのではないか、と推測しています。
それでも、不安な方は外さないほうが良いと思います。
外さなくても汚れは落ちているみたいですしね!
おまけ2:給湯器のリモコンについた水垢の落とし方。
風呂釜洗浄をしている際に、給湯器のリモコンについた水垢が気になったので、ついでに落としておきました。
使う物は、「茂木和哉 キッチン用」です。
使う前によく振ります。
指先に出して、
そのまま指で擦ります。(普段は素手で行っています。)
ボタン部分もやる時は、誤作動しないようにリモコンの「運転」を切っておきます。
ある程度擦ったら、ティッシュ等で拭き取り、
シャワーなどでよく流します。
最後に水気をよく拭き取ったら。。。
この通り!ピカピカです!
若干水垢が残っているのですが、もう少し時間をかければ落ちたと思います。
給湯器のリモコンについた水垢でお悩みの方は是非!
おすすめです!
参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうござました!