本記事では、
- アルデって掃除が必要なの?
- アルデの掃除ってどうやるの?
- 自分で出来るメンテナンス範囲は?
という疑問を実例を交えながら分かりやすく解説します。
はじめに
我が家はソーラーサーキット工法で建てられた戸建て(築23年)です。
壁内には通気用のダクトがあり、熱気や湿気を24時間外に排出することで、結露やカビを防いでいます。
これを「アウターサーキット」と呼びます。
このアウターサーキットを担っているのが「アルデ排気型集中換気システム」なのですが、
アルデ本体には換気扇やエアコンのようにファンがあるため、1年に1回のメンテナンスが推奨されていることを最近知りました。
部屋中にある吸気口は1年に1回掃除していたのですが、アルデ本体は23年間一度も掃除をしたことはありませんでした。
そこで、今回は初めてアルデ本体を掃除したので、その手順をご紹介します!
アルデ換気システム本体
ソーラーサーキットには小屋裏があり、そこにアルデ点検口があります。


「アルデ排気型集中換気システム」の本体です。

型番は「MPV75/2(3)」です。

表面のお掃除
アルデには電源オフの機能がないので、該当するブレーカーを落として停止させます。

そして、細かいホコリがたくさん舞うので「マスク」必須です。中を照らせる「懐中電灯」もあると便利です。

まず、掃除機で周辺のホコリを吸い取ります。

掃除機が届かない部分には「刷毛」を使います。

この刷毛は「ハンディ・クラウン」で、毛量・毛の抜けなさ・しなやかさを兼ね備えた品質の高い刷毛です。
使っているのは、毛先30mm、硬さはソフト、サイズは10号です。

これで表面のホコリを落としていきます。

表面がキレイになったら、赤い丸で囲った4箇所のネジをプラスドライバーで外します。

外ブタが外れます。(ここにメンテナンス手順が書いてあります。)

次に、右側2箇所のネジを外します。

これで扉が開くのですが、本体を固定しているL字金具が干渉して開きませんでした。

なので、ビスを外して中央のL字金具を外します。


これでアルデのファン部分を開けることが出来ました。

23年間未掃除のアルデの状態がこちらです。


綿埃を想像していましたが、細かいホコリがびっしりついている状態でした。
フィルターとファンのお掃除
アルデの中を掃除する時は必ず手袋をします。換気扇と同じで中は金属になっているので、素手で行うと怪我をしてしまいます。

奥側のフィルターのほうから刷毛でホコリを落としていきます。(下に落ちたホコリは最後に回収します。)

ファンは刷毛だと柔らかすぎてホコリを落としきれなかったので、「古歯ブラシ」を使いました。

古歯ブラシで落としきれなかった細かいホコリは、刷毛で落とします。

これを何度か繰り返していたら、下にはこれだけのホコリが落ちていました。

掃除機で吸い取ります。

掃除機が届かない部分に落ちたホコリは、「ウェットティッシュ」を数枚使って取り除きました。

最後に隅々まで拭き上げます。

お掃除後の状態がこちら。新品に戻りました!

逆の手順でセットをして、ブレーカーを入れたら、お掃除終了です!

ビフォー&アフター
ビフォー&アフターです。


おまけ:掃除道具のお手入れ
今回のお掃除で使った刷毛と古歯ブラシです。

ホコリで真っ黒になってしまいました。

これをどこまでキレイに出来るかやってみます。
まず、毛先をお湯ですすいでから、固形石鹸をたっぷりとつけます。

片方の手のひらで円を描いたり揉み込んだりして泡だてながら念入りに洗います。

すると、ここまでキレイになりました!


終わりに
今回は、23年間未清掃だったアルデ本体の掃除とその手順をご紹介しました。
かかった時間は3時間ほど。
ファンが横から手を入れて掃除をする形になったので、一番難しかったです。
ファンを外してしまえば水洗いが出来て楽だったと思いますが、元に戻せないと困るので止めておきました。
自分で出来る範囲はここまでです。これ以上は分解する必要があるので業者に依頼しましょう。
肝心のお掃除効果ですが、音が静かになりました。
換気能力も上がっているはずなので、家の寿命を延ばすためにも数年に1回は掃除をしようと思います。
今回使用した道具

最後まで読んで頂き、ありがとうござました!
ご不明な点がございましたら下記のコメント欄にお願いします。
参考になれば幸いです。
コメント