水切りトレーの水垢の落とし方|研磨・傷消し・コーティングを実践解説

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本記事では、

  • 水切りトレーがくすんできた
  • 水切りトレーのザラザラした白い汚れが落ちない
  • 水切りトレーの傷を消したい

こうした悩みや疑問を、実際に水切りトレーの汚れを落として研磨した手順をもとに分かりやすく解説します。

目次

ステンレス製水切りトレーのウロコ状の汚れ

我が家で10年近く愛用しているステンレス製の水切りカゴです。

水切りトレーには白いウロコ状の汚れがびっしりです。

これの正体は水垢です。
地下水が使われている中硬水地域のため、硬い水垢が付きやすいのが悩みです。

今回はこの水垢を全て落とし、コーティング施工までの手順をすべて紹介します。

酸性洗浄剤で水垢を落とす

水垢にも種類があるので、まずは『カルシウム汚れ職人』を試します。

こちらは商品名通りカルシウム系の水垢に特化した洗浄剤です。

カルシウム汚れ職人を使うときは3点注意点があります。

  • 乾くまで放置しない
    塩酸が配合されているため、乾くまで放置すると酸焼けしてしまいます。
  • お湯を使わない
    同じ理由で酸焼けしてしまいます。
  • ゴム手袋を使う
    液性が「酸性」なので素手で使うと手が荒れます。

反応するか確認するために少量を塗布します。

刷毛で全体に塗り拡げます。

放置せずに水で洗い流します。

すると所々が白くなりました。

これは表面だけが反応して奥まで浸透していない状態です。塗布量が少なかったり擦り不足が原因なのですが、反応している証拠でもあります。

次は『ボンスター』を使って擦っていきます。

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ボンスターは一度でも濡れるとサビてしまうので使い捨てになります。

カルシウム汚れ職人の量も増やし、全体を擦ります。

これでカルシウム系の水垢は全て落ちます。

水で洗い流したあとがこちらです。

まだ残っているのは「シリカスケール」と呼ばれる特定の酸にしか反応しない厄介な水垢です。

ちなみに、表面にある傷は過去に荒い番手(120~180番)で磨いた時についた傷です。4年前からこの水垢を落とすのに試行錯誤していました。

シリカスケールには『水垢職人』という粉末の酸性クレンザーを使います。

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それと『ブルーパッド』を使います。

水垢職人は粗いので、ボンスターなしでも十分な研磨力があります。そのため、この工程では金属よりも柔らかい研磨粒子が配合されていて、しっかり擦れるブルーパッドを使います。

水切りトレーの表面を水で濡らします。

水垢職人を振りかけます。

ゴム手袋で粒子が潰れて液状になるまで優しく撫でます。

粒子を潰してから使うのはトレーの傷予防です。

ブルーパッドを水で濡らして絞ります。

濡らしたブルーパッドで全体を擦ります。

シリカが落ちるとザラザラした感触がなくなるので、そうしたら1回水で洗い流します。

マイクロファイバークロスで拭きます。

水垢職人とブルーパッドで擦った結果がこちらです。

シリカを含むすべての水垢を落とすことが出来ました。

と、思ったら、端のほうに水垢が残っていました。

これを落とすのに役に立ったのが『大津式 お掃除ブラシ J』です。

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端についた硬い水垢はパッドだと落としきれないので、なにか良い物はないかなと考えていたら、数年前に購入していたこのブラシを思い出しました。
チャンネルブラシやJブラシとも呼ばれています。

ブラシの形状が端にフィットしてしっかり擦ることが出来ます。

カーブしている先端までブラシがついているので、隅の隅まで擦れます。

これで端についた硬い水垢も落ちました。

仕上げに『シンク職人』で磨いて表面を整えます。

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ブルーパッドで磨きます。

シンク職人とブルーパッドで磨いた結果がこちらです。

粗いもので擦ったことがなければ、これで十分キレイになるはずです。

ただ、我が家の場合は深い傷が入っているので、ここからはサンダーポリッシャーを使って傷消しを行います。

サンダーポリッシャーで研磨する

最初に使うものを紹介します。

京セラ『RSE-1250』

Amazonでベストセラー1位のサンダーです。
これまでポリッシャーは『PE-201』というシングルアクションを使用していたのですが、ステンレスの研磨を改めて勉強したところ、シングルアクションは鏡面仕上げ向きということがわかりました。

私が目指しているのは新品時の光沢を抑えたマットな質感なので、そのためにはダブルアクションが必要ということがわかり、新たに購入しました。

コバックス『スーパーアシレックス』

コバックスが製造する柔軟性と耐久性に優れた次世代のサンドペーパーです。
無名の耐水ペーパーは番手の正確性に欠けるので、国産のものがおすすめです。
スーパーアシレックスは大手ECサイトでバラ売りされているので、枚数を選んで購入できます。
120番~1500番までありますが、今回は220番~800番の5種類を使用します。各2枚あれば十分です。

コバックス『スーパーアシレパッドMW-H』

サンダーに直接耐水ペーパーを貼り付けると遠心力で吹っ飛ぶので、ペーパーを固定するために必須です。クッションパッドやゲタパッドと呼ばれますが、何でも良いわけではなく、ある程度硬さがないとダメです。
柔らかすぎる物だとムラになってしまい、何回やってもキレイに仕上がりません。
クッションパッドも耐水ペーパーと同じコバックスで揃えました。

霧吹き

今回の研磨では水分量も重要です。多すぎると研磨力が落ち、少なすぎると削れ過ぎてしまうからです。
その水分量を管理するために霧吹きを使って回数で調整します。

下準備

サンダーを使うと金属粉が飛び散るので周辺をマスカーで養生します。

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私自身もエプロンを着用して衣服が汚れるのを防いでいます。

キッチンのワークトップで作業するので、ワークトップを保護するために10枚ほどの新聞紙を広げて、ズレないように養生テープで固定します。

次に水切りトレーを固定するために滑り止めシートを敷きます。

念のためテープで固定しましたが、そのまま置くだけでも動かなかったので、ここまでしなくても大丈夫です。

滑り止めシートは、マスカーなどツルツルした物の上に置くと動いてズレてしまうので、ワークトップの保護には新聞紙を使用しています。

最後にタオルを用意します。

水切りトレーの下は空洞になっているので、上から押すとペコンとたわみます。
しかし、サンダーは面に対して常に均一に当てる必要があるので、その空洞を埋めてたわむのを防ぎます。

タオルを折りたたんで水切りトレーの下に入れます。

このタオルの調整が少し難しく、タオルが厚すぎるとトレーが浮いてしまいます。折りたたむ回数や上から押して厚みをうまく調整しました。

上から押してもたわまず、軽く前後に揺らしても動かなければセット完了です。

この研磨ではトレーを完全に固定することが重要です。研磨中にトレーが動くとムラになってしまうからです。

研磨手順

傷が深いので220番からやります。

サンダーにスーパーアシレパッドを取り付けます。(両面マジックテープ仕様)

スーパーアシレパッドに耐水ペーパーをセットします。(マジックテープ)

220番は粗いので、霧吹きの回数は4~5回。水分多めです。

回転数はダイヤル4でやります。

粗い番手では効率よく削るために回転数を上げ、細かい番手では仕上がりを安定させるために回転数を落とします。

電源のオンオフは、トレーにつけた状態で行うとその部分だけ削れてしまうので、空中で行います。

動かし方は、縦に往復しながら行います。スピードは片道2秒ぐらいでゆっくり過ぎないほうが良いです。止まらずに常に動かし続けることが大事です。

力は抜いて、サンダーの自重のみで動かします。

これで2往復ほどしたら、状態を確認するために手を止めます。

食器用洗剤で金属粉を洗い流します。

マイクロファイバークロスで拭きます。

拭き上げ用のクロスで水気を吸い取ります。

220番で1回やった結果がこちら。

ダブルアクションの跡がくっきり残っています。動かすスピードが遅いと跡が残りやすい印象でした。
サンダー研磨→洗い流す→拭き上げまでが1セットで、これを面が均一になるまで繰り返します。

クロスも金属粉で黒く汚れて来たら、その都度食器用洗剤で洗います。

3回ほど行ったところで、ようやく面が均一になりました。

どの角度から見てもムラがなく、均一に曇っていれば次の番手に進んでOKです。

ちなみに、サンダーは円形なのでどうしても当たらない箇所がありますが、ここは最後に触るので今は無視してOKです。

220番の次は280番です。

280番の霧吹きの回数は3~4回。少しずつ水分量を減らしていきます。

ここからは前の番手の傷を上書きしていきます。今トレーの表面は220番の傷になっているので、それを280番の傷にしていくイメージです。

280番で研磨した後がこちら。

今見返すと、「もう少しダブルアクションの跡を消してから次に進んだほうが良かったかな?」と思います。でも、やり過ぎると傷が深くなってしまって220番に戻らないと消えなくなるので、判断が難しいところです。今回は次に進む判断をしました。

280番の次は360番です。

360番の霧吹きの回数は2~3回。

360番で研磨した後がこちら。

360番の次は500番です。

500番の霧吹きの回数は2回。

ここからは傷を均す段階になるので、削りすぎないようにダイヤル3.5でやります。

500番で研磨した後がこちら。

キレイに仕上がったのでここで終わるか迷ったのですが、トレー裏面はもう少し光沢があったので、質感を合わせるために800番までやることにしました。

ちなみに、500番で研磨した後に洗い流したら親水するようになりました。

このぐらいで終わったほうが親水効果で水垢も目立ちにくいので、コーティング施工を行わない場合は500番で終了するのもありだと思います。

仕上げの800番です。

800番は表面を整えるのが目的なので、ダイヤル3でやります。霧吹きは500番と同じ2回です。

800番は目詰まりしやすく、外周が黒くなったら新品に交換します。

目詰まりした状態で使い続けるとムラになってしまうからです。

800番で研磨した後がこちら。

ここからさらに番手を上げていけば鏡面に近づいていきますが、鏡面にするのが目的ではないのでサンダーの工程はここで終了です。

ここからは私のミスで失敗してしまった工程です。失敗例として掲載していますので、同じやり方は避けるようにしてください。

サンダーで当たらなかった部分にはスコッチブライトの『7448』を使いました。

質感を合わせるのが目的でしたが、

今度は7448でやったところが目立ってしまい、結局全面を触ることになりました。

結果、細かい傷が入ってしまいました。

7448は800番相当なので、サンダーの仕上げ番手と合わせたのですが、うまく扱えませんでした。
この傷を消すにはもう一度サンダーで研磨する必要がありますが、時間の都合で出来ず。

せめて表面だけでも整えようと思い、極細目コンパウンド『ハード1』→超微粒子コンパウンド『ハード2』で手磨きしましたが、

これが限界でした。

今見ても「もう少しキレイに仕上げられたのではないか」というのが本音です。

サンダーで研磨した部分と当たらなかった部分は質感が違うので、その質感を合わせる必要はあるのですが、今回はそのやり方を失敗しました。

ではどうやれば良かったのかというと、シンク職人など仕上げ用の研磨剤で行うのが良かったのではないかと思います。
まだ実践していないので断言はできませんが、少なくとも傷だらけになることはないはずです。

ちなみに、コンパウンドで磨いた影響もあって手をかざすとこのぐらい反射します。結果的に鏡面に近い仕上がりとなりました。

コーティング施工

最後にコーティング施工をします。
使うのは日本ケミカル工業の『水アカ防止コート』です。

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こちらはフッ素系のコーティング剤で、トイレや洗面台に使おうと思い購入してあったのですが、施工しないまま家で眠っていました。
そこで、日本ケミカル工業に「ステンレスへの施工は可能か」と問い合わせたところ、「可能」とのことだったので、今回初めて使用してみます。
注意点として、「1時間は放置してください」とのことでした。

密着をよくするため、エタノールで脱脂をします。

コーティング施工にはクレシアの『やわらかクロス』を使います。

毛羽立ちがなく、コーティング施工に最適なクロスです。楽天でバラ売りされています。
以前浴室をコーティングした際にも使用しました。

やわらかクロスに少量を出して、全体に塗布していきます。

サラサラした液体で、すぐに乾くので適当に塗っても問題ありませんでした。施工しやすいコーティング剤だと思います。

塗布したら1時間以上放置します。

1時間後、濡らしてみたらちゃんと撥水しました。

撥水するとはいえ、全ての水がシンクに流れていくことはなかったので、毎日乾拭きをしないとすぐ水垢がつくと思います。
どのぐらい効果が持続するかは、判明次第ここに追記します。

ビフォー&アフター

今回のビフォー&アフターです。

終わりに

今回はステンレス製水切りトレーについた水垢を落とし、サンダーで研磨したあとにコーティング施工を行いました。

汚れ落としまではうまくいったのですが、その後の研磨がダメでした。
点数にするなら80点ぐらいです。
傾斜のあるトレーを完全固定することは出来たのですが、サンダーポリッシャーをうまく使い切れませんでした。

研磨の工程は、実は日を変えてやり直しています。写真によって背景が変わっているのはそのためです。
理由は、ダブルアクションの跡が表面に残ってしまい、納得のいく仕上がりにならなかったからです。
回転数や動かすスピードを調整しながら何度か試した結果、一番うまくいったのが早めの回転数で早く動かすことでした。でもこれが正しいかはわかりません。

コーティングの効果が切れたらリベンジしたいです。
まだまだ勉強します。

今回使用した道具まとめ


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