エアコンの分解掃除に挑戦しました!
長くなったので、分解編と洗浄編の2回に分けています。
今回は、後半の洗浄編です。
分解の詳細は前半の
お掃除機能付きエアコンを分解したら修理する羽目になりました。
をご覧ください。
はじめに。
本記事で洗浄しているエアコンは、パナソニックの「CS-403CXR2-W」です。
約5年間使用して初めての洗浄になります。
また、こちらの記事を参考にさせて頂きました。
用意するもの。
洗浄に必要な道具は、以下の4点です。
蓄圧式噴霧器。
手動で圧力をかけるという物です。
アルミフィンクリーナー。
アルミに使える、アルカリ性のエアコンクリーナーです。
pH値13.0以上の強アルカリ性なので、ゴム手袋必須です。
エアコン洗浄カバー。
丈夫で破ける心配がないので、専用のものがおすすめです。
マスカー。
本記事では使用していませんが、想像以上に養生作業が大変だったので、
購入しておけば良かったと思いました。
その他、マイクロファイバークロス、ゴム手袋、マスク、バケツ、脚立など。
パーツ類の洗浄。
まずは、取り外したパーツから洗浄していきます。
前面パネルなどは、マイクロファイバークロスで水拭きをしました。
カビだらけだった「上下ルーバー」は、バスクリーナーで水洗いをして、
ベランダで乾かしておきました。
下準備。
本体を洗浄する前に、しっかりと養生をします。
養生をする。
サービスマンの方に本体カバーを外して頂いた状態です。
まず、左右のケーブルをポリ袋で包みます。
そうしたら、上に上げて、テープで固定します。
さらに上から45リットルのポリ袋で念入りに養生します。
念のためにエアコンの下側も養生したら、養生完了です!
養生だけでも結構時間がかかったので、前日に行っておくと楽だと思います。
また、テープと袋が一体になっている「マスカー」で行えば、もっと楽に出来ると思います。
洗浄カバーを被せる。
養生が終わったら、「エアコン洗浄カバー」を被せます。
下側に隙間が出来るので、テープで固定します。
洗浄液は下に流れて来るようになっているので、4リットル以上入るバケツを置いておきます。
床も濡れるので、新聞紙などを敷いておきましょう。
上もテープで止めたら、準備完了です!
噴霧器に水を入れる。
「蓄圧式噴霧器」に水を入れます。
入れる量は、3リットルと4リットルの目盛りの間ぐらいです。
「アルミフィンクリーナー」を200cc加えます。
「アルミフィンクリーナー」を入れると発熱するので、必ず水を先に入れてから加えます。
そうしたら、上下に動かして、圧力をかけます。
大体10数回で下がらなくなりました。
1リットル分を噴射した辺りで勢いが弱くなって来るので、
そうしたらまた圧力をかけ直します。
4リットル分を噴射し終えるまでに、3回ほど圧力をかけ直しました。
洗浄開始。
洗浄とすすぎを、それぞれ2回ずつ行います。
4リットルの水が入った噴霧器を左肩にかけて行うので、結構な労力でした。
また、汚れを吸い込まないようにマスクをして行いました。
1回目。
アルミフィンとドレンパンに向かって噴射します。
ドレンパンは、噴霧器の先端で回しながら、細部まで洗浄します。
また、ノズルを伝って洗浄液が垂れて来たので、持ち手には雑巾を持って行いました。
20分ほどで噴射終了。
1回目の結果がこちら。
真っ黒です。
うちは一戸建てなので、ベランダに流しました。
2回目。
2回目の洗浄をしていきます。
手順は1回目と同じです。
2回目の結果がこちら。
まだ真っ黒ですが、1回目よりは少し薄くなっています。
3回目。
今度はすすぎが目的なので、「アルミフィンクリーナー」は入れずに、水だけで行います。
3回目の結果がこちら。
大分透明に近づいて来ました!
4回目。
そして最後の4回目です。
3回目と同様、噴射するのは水のみです。
4回目の結果がこちら。
半分ほど噴射した辺りから、もう透明な水しか出て来なくなったので、途中で終了しました!
これで洗浄作業は終了です!
周辺の汚れを拭き取る。
養生を外して、周辺の汚れを拭き取ります。
細かい部分には綿棒を使いました。
ビフォー&アフター。
ビフォー&アフターです。
分かりにくいですが、アップで見ると、カビやホコリがキレイになっていました!
運転をして乾かす。
最後に運転をして乾燥させる必要があるのですが、
パーツが故障していて、電源が入らない状態だったことをうっかりしていました。
翌日にサービスマンの方が来てくれるまで待ちます。
翌日、手際よく1時間ほどで組み立ててくれました。
あまりの手際の良さにびっくりしました。
その後、前面パネルとフィルターを取り外し、
「エアコン洗浄カバー」を再度取りつけて、2時間ほど運転をして内部を乾かしました。
これで全ての作業が終了しました!
かかった時間は、5時間ほどでした。
エアコンはスタンダードタイプがおすすめ。
私は、お掃除機能付きエアコンには否定的な立場です。
どれだけメーカーがお手入れ不要を謳っていても、
2023年現在では、カビの生えない機種は存在しないからです。
(凍結洗浄。)
本体価格もクリーニング料金も高くつきますし、
「お掃除機能付きにして良かった」と思った事は一度もありません。
次に買い換える時は、スタンダードタイプにします。
終わりに。
結局、修理代で業者に頼むのと変わらない結果になってしまいましたが、
いい経験になりました。
肝心の洗浄の効果ですが、明らかに風量が違いました!
エアコンを洗浄すると、「効きが良くなる」と聞いていましたが、まさにその通りでした。
出てくる風もキレイなので、その点も安心です。
スタンダードタイプに買い替えたら、またリベンジしたいと思います。
ご不明な点がございましたら、下記のコメント欄にお願いします。
参考になれば幸いです。
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