我が家のトイレには、どうやっても落ちない黒筋がありました。
表面を触るとザラザラしているので、水垢だとは思います。
しかし、プロの方に相談したりと、試せるだけのことは試しましたが、
何をしてもビクともしませんでした。
洗浄剤で落ちないとなると、物理的に削り落とすしかありません。
トイレは陶器です。
陶器であるなら磨き直すことが出来るはずです。
そう思いトライした所、
見事に超頑固な黒筋を落とし、トイレを蘇らせることに成功しました!
今回はその手順をご紹介します!
汚れの状態。
そのトイレがこちらです。
全体的に黒ずんでいて、奥には超頑固な黒筋があります。
うちの地域の水質は、中硬水です。
地下水を使用しているので、このような特殊な水垢が付きやすいです。
試したこと。
まず、手持ちの「スポンジ研磨剤」を使って磨いてみました。
しかし、最も荒い「ミディアム(120番相当)」でも、完全に落とすことは出来ませんでした。
洗面台の頑固な水垢をも落とした代物なのですが。
洗面台を「スポンジ研磨剤」で磨いたらツルツルになった!
ただ、薄くはなったので、方向性は合っていたと思います。
救世主「スーパーがんこ」
その後、120番よりも荒くて良さそうなものを探した所、
ようやく見つけたのが、3Mの「スーパーがんこ」です。
効果があったのは、「ケレン用」でした。
使いやすいように、カッターで半分にカットしています。
水で濡らしながら少し磨いた所、超頑固だった黒筋が落ちていきました!
これで、ようやくトイレの研磨をスタート出来ます!
現在では、同じ#60相当のスポンジ研磨剤が各社から販売されているので、
断然そちらのほうをおすすめします。
傷もつきにくいです。
トイレの研磨スタート!
Step1. 「トイレクイックル」で簡単に掃除する。
まず、簡単にトイレ掃除を済ませておきます。
私は「トイレクイックル」を使用しました。
Step2. 「スーパーがんこ」と「サンポール」で削り取る。
「スーパーがんこ」を使って、黒筋を落としていきます。
乾いた状態で使用すると、深い傷がつく恐れがあるので、
必ず水で濡らしながら使用します。
側面や角を使って擦ると、より効果的でした。
写真では素手でやっていますが、
終わった後に皮膚がボロボロになったので、ゴム手袋必須です。
途中からは「サンポール」も併用しました。
サンポールを併用すると、洗剤の力も借りつつ、潤滑油にもなるので、
最初から併用することをおすすめします。
15分ほど磨いた結果がこちらです!
超頑固だった黒筋が落ちました!
便器全体を触ってみると、ツルツルしていて、陶器本来の質感が蘇った感じです。
これで見た目はキレイになったのですが、
便器の表面には目に見えない傷がたくさんついています。
このままだと、すぐに汚れが付着してしまうので、
次からはその傷を消していく工程になります。
Step3. 「スポンジ研磨剤」で傷を小さくする。
5種類の「スポンジ研磨剤」を使って、スーパーがんこの傷を少しずつ小さくしていきます。
「スーパーがんこ」が60番相当だったので、120番相当の「ミディアム」から使用します。
こちらも濡らしながら使用します。
使いやすいように、1/4にカットしています。
5分ほど全体を磨いたら終了。
次は、240番相当の「ファイン」ですが、番手を変える時は必ず水を流します。
前の番手の粒子が表面に残っているからです。
各番手5分を目安に、1200番相当の「マイクロファイン」まで磨き終えました。
この時点で、大分ツヤが出て来ました。
次からは、電動工具の力を借りて、仕上げの工程に移ります。
Step4. 「ポリッシャー」で磨く。
ここからは「ポリッシャー」を使用します。
パッド台と白パッドのサイズは4インチです。
「エムエフワン」という清掃用品のサイトで購入しました。
使用する研磨剤は「茂木和哉」です。
白パッドに茂木和哉をつけます。
この量ではぜんぜん足らなかったので、この倍は使いました。
ポリッシャーで便器全体を磨いていきます。
ちなみに、ダイヤルは低速の「1」でやりました。
全体を磨き終えたら、1回水で流して、「茂木和哉」を拭き取ります。
使用した白パッドも、一度水で洗います。
Step5. 「コンパウンド」で整える。
最後に「超微粒子コンパウンド」で仕上げます。
こちらのコンパウンドは、たまに小分けにした少量用サイズが楽天やメルカリなどで
販売されていることがあるので、要チェックです。
要領は茂木和哉の時と同じです。
磨き終えたら、水で流して、コンパウンドを拭き取ります。
これで作業は終了です!
磨いた結果。
そうして磨いた結果がこちらです!
とても同じトイレとは思えないほど、ツルツルのピカピカに仕上がりました!
コーティング剤も使用していません。
大変な労力でしたが、それに見合った結果が得られました!
よく見ると、右上に少し黒ずみが残っていましたが、
表面を触ってもツルツルしているので、おそらく経年劣化による変色だと思います。
ビフォー&アフター。
ビフォー&アフターです。
このトイレを研磨してから1ヶ月が経ちましたが、
未だに汚れることはなく、写真と同等の輝きを放っています。
つまり、傷を消し、表面を整えることに成功したということです。
初めてだったのですごく嬉しいです!
終わりに。
本記事で使用している「スーパーがんこ」ですが、
現在では、同じ#60相当のスポンジ研磨剤が各社から販売されているので、
断然そちらのほうをおすすめします。
傷もつきにくいです。
また、これは我が家の汚れが超頑固だったから使用しただけで、
トイレの研磨に推奨する物ではありません。
その次に使用している120番ですら、滅多に使われないほどの粗目です。
基本的に、研磨は最終手段です。
傷のリスクもありますし、時間も労力もかかります。
特に、今回の方法は傷がつくリスクが非常に高いので、お勧めしにくいというのが本音です。
うちの場合は上手くいきましたが、あなたの家庭でも上手くいくとは限らないので、
真似をされる場合は、よく考えてからお試し下さい。
本記事で使用した道具一覧。
最後まで読んで頂き、ありがとうござました!
ご不明な点がございましたら、下記のコメント欄にお願いします。
参考になれば幸いです。
コメント